【もったいない食堂物語】第3章

第3章:拝啓、元岡さま


会社の社長に会いたい!
と思った時、普通の人はどうするのかしら。
①会社の総務か何かに訪ねる
②会社の偉い人を知ってる人を探す
③諦める

あとは、、、会社に直接行ってみる!?

無謀に思えるかもしれないけど、直談判は結構効きます。
社長さんという職業の方は、
やはりそれなりに個性のある方が多い
(ような気がする)し、
会社内にいて、
自由になる時間を持っていることが多い
(ような気がする)。
だから直接行って会えたらラッキー、
ってこともあるのではないかなぁ、と経験上感じます。
ちなみにノーアポ直接取材、まで無謀なことは
さすがのKAORUも試したことはないのですが、、、

いずれにせよ、
私がとった方法は①〜③でもありません。

できれば最初は、さりげなく、
何も知らないふりをしてお店に直接行きたかったのですが、
なんせ場所は九州。
失敗したら痛い。
流行る気持ちを抑えて、
もう少し慎重にいくことにしました。

先ほどのもったいない食堂のHPを見てると、
「お問い合わせ」
のコーナーがあったのです。

そうだ、ここしかない!
とすぐに判断するKAORU
社長に手紙を書こう!

ダメでもともと。
今のままなら会える可能性はゼロで、
会えない確立が100ならば、
何をやっても失うことはない。
恥はかくかもしれないけど、そんなの全く気にしない。
(だって、会ったことない人だし、メール上だし、失敗して会えなかったら恥をかいたことにもならないし^^v)

それにその時の私は勢いに乗っていて、
なんだか「会える」気がしてしまったのです。



心のこもった手紙を書けば会えるに違いない。
そう自分に言い聞かせ、
まずは見えない相手に手紙(メール)を書いてみることにしました。

注:残念ながら?その時のメールは残っていないんですね。
お問い合わせページに直接打ち込んだから、、、
私の記憶が「舞い上がって」いなければ、確か自分の活動内容と、HPに感動したことと、丁度九州に行く用事があるので、無理は承知で元岡さまにお会いすることはできないか、とありのままを綴ったような気がします。

普通だったら返事は返ってこない、と思いますよね。
数多く届く、「お客様からのお問い合わせ」に埋もれて、
どこかに消えてしまうもの。



それでも実はよかったのです。
何かがしたかった。
一歩を踏み出すことで、何か生まれるかもしれない。
そんな淡い期待を抱いて、
「送信」ボタンを押す私がいて、
その私はワクワクに満ちてて幸せでした。


確か、、、10月20日(金)、
T氏から話を聞いて24時間も経ってなかったはず。

問い合わせをしたことに十分満足し、
何かに繋がればいいなぁ、と思って、次にしたことは、
熊本が地元の子にティアについて聞いてみること。


どんな店なのか。
行ったことはあるか。
行ったことがあるなら、味はどんなか、価格はどんなか。
二回以上いくか。
人に勧めるか。


色々質問事項を考えて、
電話でもしようと思っていたら、、、
なんと!


返事が来ました!



しかも元岡さん自身から!



一昔前なら、
来たーーーーーーーーーっ
って顔文字付きで表したい感じ(笑)


これがその時返ってきたメール。
今でも「!」マークをつけて、大事に保存してあります(笑)

======
國田かおる様、こんばんは。

お問い合わせありがとうございます。
元岡社長には、このメールを転送いたしました。
直接ご連絡いただいて、日程を調整して頂いてよろしいでしょうか?

以下元岡社長からの返信です。
一度お送りしてますが、届かなかったようなので、再送いたします。

From: 元岡 健二
To: "國田かおる" kaoru@○×○×.org

國田かおる様、こんにちは!
ご依頼の件、個人メールにご連絡下さい。
日程調整をします。お待ちしています。

06/10/22(日) 14:24 元岡 健二(C○×○×@n__.com)
ティア 熊本本店 〒860-0822熊本市本山町143-4
TEL:096-363-8081 FAX:096-372-7297
携帯:090-○×○○-××○○

テイア長崎銅座店
久保山 健司

======

このメールが届いた後、
思わず小躍りしたのは言うまでもありません。
思わず部屋の中をクルクル回転してしまいました。
そして、実際にお会いするまでの二ヶ月、
私たちはメル友と言ってもおかしくない頻度で
メールを交換し始めるのです。

(続く)